どうもです、ジョーイです。
今回のテーマは「不安」についてです。
なにか新しい行動を起こそうとしても、不安になり一歩踏み出せない、みたいなシチュエーションってよくありますよね。
あなたはどんなときに不安を感じますか?
- 転職するとき
- 会社をやめるとき
- 環境が変わるとき
- 知らない人としゃべるとき
- やったことがないことをするとき
- タイプの女子とデートするとき
- 将来の漠然とした不安
いろんな不安が世の中にはありますね。
『不安な状態』でいることを嫌う人は多いです。
心がざわつく、胸がキュッとする、胃が痛くなる、頭の中がネガティブ一色、パニック..
などの不快な身体感覚が伴いますし、できれば避けたいと思う人が多いと。
でも実は、不安には、シンプルに不快で辛いだけの『悪い不安』と、人生を進める糧になる『いい不安』の2種類あると思っていて。
両者を混同しないほうが良いかなと思ってます。
ちょっと解説しますね。
人生を破壊する、『悪い不安』

悪い不安とはなにか?
それは「取り越し苦労」と「持ち越し苦労」です。
取り越し苦労は、「まだ起こっていないことに対し、あれこれと考え、怯える」というもの。
- 将来僕はどうなるのか?
- 地震が起こったらどうしよう
- この貯金で老後やっていけるのか
- 一生オレはモテない人間なのか?
みたいなやつ。
持ち越し苦労は、「過去に起きたことを繰り返し思い出し、そのときのつらい感情を心の中で再現する」というもの。
- 恥をかいた経験を何回も思い出す
- あいつに言われたことが今でも腹立つ
- あのときああしていれば、今頃こうなっていたのに
みたいなやつ。
取り越し苦労と持ち越し苦労は、するメリットが一ミリもないんです。
ただただしんどい気持ちにセルフでなってるだけなんで。
原因としては、脳が暴走しているだけです。
もっというと、左脳が暴走してる。

冷静に考えたらわかりますね。
起きてもないことを想像して怯えるなんて、しようと思えばいくらでもできる。
歩いてたら車にひかれるかもしれないし、雨の日は雷に打たれるかもしれないし、極論外に出られなくなります。
家にいても隕石がふってくるかもしれませんし、地球にいられなくなります。
極端な例えを出すと、取り越し苦労がバカバカしいことはわかります。
が、実際に自分の人生をよくよく分析してみると、たいていの人は取り越し苦労をしばしばしています。
「Worry is a misuse of the imagination」という言葉があります。
心配は想像力の誤用である、と。
99%の心配事は、実際には発生しない。
実際に発生しないことを、想像することで主観的にはしっかり苦しむというのは、滑稽以外のなにものでもないです。
一方で、過去のことを思い返してくよくよ思い悩む『持ち越し苦労』も極めて良くないことです。
例えば、人に傷つくことを言われ、50のダメージを受けたとする。
それを何回も、寝る前に思い出す。
思い出さなければ50のダメージで済んだものが、思い出すたびに毎回50ずつダメージを受け直して、トータルで1000も2000もダメージを負うと。
あるあるですね。
ネガティブな記憶にはトラウマとかPTSDみたいな障害レベルのものもあって、それに関しては正直、僕は医者ではないのでコメントできません。
でも、普通に生きてて発生する嫌な思い出レベルのものは、心のコントロール次第でうまくつきあっていけるものです。
生きてりゃいろんなことがある。
さわやかで明るく生きてそうな人も、掘ってみればそれなりに暗い過去があったりする。
とりわけ自分だけつらい目にあっているわけではないってことですね。
人間は自分のことを過大評価するクセがあります。
よって、調子が悪いと「自分は世界一不幸な目にあった人間だ」くらいの解釈をしてしまう。
そんなわけないですね、冷静に考えて。
自分を幸せにするために、脳は活用すべき『道具』です。
自分を不幸にするために脳みそを使うのは、ただのへたくそです。
自分の操縦がヘタなのです。
人生を進めてくれる、『いい不安』

じゃあ、いい不安ってなんでしょうか?
それは、「”心の底でやってみたいと思うこと”に対する不安」です。
- 挑戦してみたいけど、怖い
- 飲み会で盛り上げてみたいけど、怖い
- 会議や授業で発言してみたいけど、怖い
- 自分から人に話しかけてみたいけど、怖い
- 会社を辞めてみたいけど、怖い
- 転職したいけど、怖い
- 人生変えたいけど、怖い
- 人の目を気にせず行動してみたいけど、怖い
小さいものから大きいものまで。
簡単に言うと、「自分の魂が求める」行動への恐怖。

簡単に言えてないかもですが。
まあでもわかるでしょ?
「心からやってみたいこと」って、それをやろうとすると怖いことが多い。
現代社会が、「レールからはずれない生き方」をよしとして設計されているから、多数派の人間は波風立てないように生きてます。
自分の「カド」をけずられ、型にはめられ、まるく生きてる人間が多数派です。
特に日本はそう。
で、「心からやってみたいこと」ってのは、子供のような純粋な好奇心や欲望がもととなっている。
それが「カド」です。
だから、ほんとにやってみたいことをやろうとするってのは、多数派の逆を行くことになる場合が多い。
だからこわいんですね。
ということはですよ。
逆に言うと、不安を感じることにこそ、「自分がほんとにやってみたいこと」が眠ってる可能性が高いともいえるわけです。
「怖いけど、心のブレーキをはずした自分を想像した時、ワクワクできるか?」
これが判断基準です。
怖いけどワクワクするなら、それがあなたの道なんです。
僕で言うと
- 大学の時に、休学して長期でバックパッカーする案が出た
- コミュ障で女性経験ゼロのときにナンパの存在を知った
- 会社員の人生がつまらないと感じてたとき、独立のアイデアが出た
ときなどが該当します。
「え、これ、無理だと思ってたけど、てか無意識に無理だと思ってて、いままでアイデアすら出なかったけど。これ…やってもいいんじゃね?」
と気付いた瞬間、体からエネルギーと不安がこみ上げてきて、体がふるえる感覚。
がありました。
コーチングの用語でいう、スコトーマ(心理的盲点)がはずれたってやつです。
あなたにも、『いい不安』は必ずあります。
つまり、不安は道しるべなんですね。
そこにあなたの人生の方向性があると。
こういう不安は、めっちゃ良い不安です。
だって、人生でなにをすべきかを教えてくれてるんだから。
で、心からやってみたいことはだいたいめっちゃ怖いと。
魂がやってみたいと思っていても、道具である心と体はめっちゃ抵抗してきます(笑)
そこで、不安を直視したうえで、開き直って飛び込む。
ナンパがわかりやすいので例に出しますけど、
- 見た目ダサい
- 金ない
- スペック低い
- トーク力ない
- 女子怖い
- 人の目気になる
ナンパしたことある人ならわかると思いますが、声かけしようとすると言い訳が一億個出てきます。
それを全部無視して、開き直って、ビビりながらタイプの子に声かけていく。
声かけた後は死ぬほどの爽快感があります。
声かけてよかったという感情しかない。
たとえ無視されようとね。
不安を感じることに、開き直ってあえて飛び込む。
するとフローに入れます。
人の目とか、くだらない自意識とかが全部なくなって、没頭してて、楽しくてしょうがない感覚になる。
なんせ、こういう不安はめっちゃいい。
飛び込んで開き直ると、人生のフローに入れがち。
おもしろい人生には「いい不安」はむしろ必要である。
『不安の力を活用する』、という視点もありますという話でした。